地元の市が、小中学校から「はだしのゲン」を回収していたらしい。
理由は「暴力的差別的表現がある」から。
…………は?(°Д°)ハァ?
その暴力的で差別的な出来事って、戦争の当時は実際に起こっていたことだろ?
「当時はこんなことがあったけれど、これらはやってはいけないことなんだよ」
と、大人が子供に教える手間を面倒臭がってどーする。
作品を読まなければ、そこに描かれている「何が暴力的」で「何が差別的」なのか、わからないじゃないか。
戦争のあったその時代、そこで「何が行われていた」か、わからないじゃないか。
「いけないコトは見せない」のは教育じゃない。
「何故いけないのか」を教えなきゃ意味がない。
そうやって子供から考えたり想像したりする機会を奪っておきながら、何か事件が起きるたびに「暴力的漫画やアニメが」「ゲームが」なんて話になる。
そこの世界に描かれていることを実際にやったらどうなるかを考えられない人間に育ててるのは、教えることを面倒臭がってる大人たちじゃないか。
戦争も。
暴力的なことも。
差別的なことも。
やってはいけないことを「知識としてだけ知っている」ことと、「何故やってはいけないのかその理由を知っている」ことでは、とんでもなく大きな差があると思うのだけれど。
その辺のとこ、どーなんすか?
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