太宰とか芥川とか、文豪の作品のイラストをイマドキの漫画家さんが担当しているのをよく見かけますが、これはこれでありだと思う。
漫画家さんはストーリーに合わせて絵を描けるわけで、描かれているイラストは物語の一場面だから、お話を読んでいても絵が邪魔になることはまずない。「人間失格」なんて作品のイメージによく合ってると思ったもの。
ドラマCDなんかでも古典や文学作品をドラマ化してたりして、馴染みのない人にとっつき易くしてるんだろうけれど、文学作品はともかく古典は微妙だなー…と、頂いた万葉恋歌聞いて思った。
頂いといて何を言うかって感じですね、すみませんっ(平謝)
決して悪くはないんです。
シチュエーションとか心情なんかを現代風に表現していて、「この歌はこういうことなんですよ」的な紹介をして判り易くはなってる。
でもな…そこがどうも古典好きとしては勿体ないというか物足りないというか。
せっかくの枕詞とか掛詞とかの訳がすっ飛ばされてるんですよ~~~~~(泣)まぁ、枕詞には大した意味ありませんけどね。
所詮、古典は古典。言葉そのものの響きも意味合いも、現代物にしてしまうにはかなり無理があるように思いました。
なぜ「暗い夜」ではなく、「ぬばたまの夜」でなくてはならなかったのかとかね。いっそ、シェイクスピア並の大袈裟な現代語訳した方が雰囲気出るのかしら。
そこまで気になるんなら自力で勉強しろって話ですね。はい。
なので頂いたCDは単純に声優さんの声を堪能しようと思います。
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