母は、自分が理解している物事を他人に説明するとき、著しく言葉が足りない。
主語述語目的語を挿入する位置もめちゃくちゃ。
たとえば今朝。
テレビに映っている人物の話をしていて、
「周りにたくさん大きな車が停まっていて、大物だから、親が、何も言えないらしい」
と、突然これだけ説明するのです。
…えーっと。
「何の周りに?」
「Aくん(テレビの人)の学校の周り」
「車って報道陣の?」
「Aくんとこの」
「Aくんの親が何も言えないの?」
「学校の人が」
「親が、ってのは?」
「Aくんの親」
「Aくんの親は大物なの?」
「その筋の人らしい」
つまり、
「Aくんの通う学校の周りにAくんの親の車がたくさん停まっても、その筋の大物の人で怖いので、学校関係者も注意できない」
ということらしい。
「親が」ってのは「何も言えない」ではなく「大物」に掛るみたいです。
文法違うだろ…(苦笑)
ちなみにこれはまだ序の口。
私も途中で母の言わんとすることは判ったけれど、自分の言葉足らずに気付いてほしいから、わざとしつこく質問したりするのよね。
何度注意しても直らないし、理解するために質問を繰り返すと「もういいっ」とキレられる。
…いやいや、あんたの言葉足らずを補完するために質問してるんだよ。
理解する努力を「もういいっ」と投げ出したいのは私の方だ…
自分が理解できている物事を、他人にも伝わるように説明するのって難しい。
自分が判っているから、あれこれ無意識に省略しちゃう。
そのことに十分配慮して会話しなくちゃと、母と会話する度に思います。
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